研修センター1F、2Fではガス工事全般、空調設備・水道・土木・溶接工事、すべて現場を想定した環境下で専任指導員のもと技能習得が図れ、実践形式の教育実習コースを設けています。さらにセンター4Fには30名まで受講できる教室も完備。実地と座学の総合的実習によって「モノづくりと人づくり」が行われています。
水道配管実習
ガス導管の技術・技能実習では、保安設備の設置から配管・結び作業、保安設備の撤去まで一貫して実践形式での実技習得を目的としています。また溶接では鋼管溶接の配管(挿管)に関して段違い挿管など寸法計測を必要とする中・高圧までのハイレベルな技術習得を目指しています。さらに、水道配管においても基本・標準作業から大口径配水管の接合技術、建築工事に関わる土木測量等もこのゾーンで習得します。
突合せ実習
挿管実習
ガスの供給を停止せずパイプライン本管への分岐接続・閉塞は、常に現場の状況に応じた的確な判断と安全第一の高い技術が要求されます。このゾーンでは埋設された作業領域を任意で変更出来るなど現場に近い環境の中で、本支供給管の配管技術や、道路非開削によるポリエチレン支管の地中引き込み・入替え(パイプスプリッター工法)工法を学びます。
本支管同時工事実習
ロケータ実習
・ロケータを使用して、地下に埋設されている水道管・鉄管等を探知する技術の習得が可能。供給管配管実習
・資格取得後1年程度の知識を有する者に供給管工事の作業手順の習得が可能。パイプスプリッター工法・非開削工法実習
・パイプスプリッター工法及び道路の非開削工法で支管の地中引き込み・入替え実習が可能。コンクリート構造物の診断・調査に関わる測定項目・原理・手順まで、実践形式で実習を行います。
また、弊社が独自開発したiTECS弾性波レーダーシステムではその理論と実践すべてを学び、コンクリート構造物のメンテナンスに関して、トップレベルの技術者を育成しています。
一部の壁に透明なアクリル板を採用。実習中には、指導員が実習作業を模擬パイプシャフトの外部から確認しながらチェックが可能で的確な指導を受けながら、大口径管鉄管配管の実習を行います。
集合ガス配管:主に大口径鉄管配管の実技実習
戸建ガス配管ゾーンは、5班まで同時に一括次実習が可能な模擬ハウスを有しており、ここでは内管工事士補からJGA(日本ガス協会)認定の第1種~第3種内管工事士の受験前自社教育が行える施設と実技プログラムが組まれ、現場作業責任者として活躍できる内管工事のエキスパートの育成を目的としています。
戸建ガス配管実習
給湯器を熱源とする温水暖房システムでは機器設置や配管施工だけでなく、顧客の温水暖房ニーズへの対応や給湯暖房箇所に適応するヘッダーの設置など、TES設計のトータルな施工管理が欠かせません。このゾーンでは実機での実習を重ねることで施工技術だけでなくTES設計者としてのスキルアップを図ります。
戸建TES配管実習
センター4Fは座学教育のための集合研修施設です。一例では、ガス導管分野の「TRUSTシステム運用に向けたPC教育」、「若手・中堅監督レベルアップ教育」、「実力検定試験」等知識の習得と学科試験が行われます。また設備分野では、監督者・設計者を対象に安全衛生教育、常備パソコンを使用したCAD教育等OA操作実習や新工法の説明会なども開催しています。
施設内の実機を参照しながらの座学で立体的に学ぶ
「太陽光発電システム」、「GHP」、「エネファーム」等センター内の住宅設備は実機教材として、研修プログラムに活かされています。これら実際に稼働している機器類は、操作しながら機能・特性や構造などの理解がはかれ、実体験できる教材として利用されています。
・JR武蔵境駅 北口より徒歩約20分 ・西武新宿線田無駅 より徒歩約25分